もう一歩踏み出す日
最後と思って
振り返る後ろの時間軸
ああ もう
繊細な瞳の色しか
思い出せなくなってるわ
あの眼は
本当に私を見ていたのかしら
声に出さないで
唇だけを動かした
昔日のあなたのことを
私は
「好きだったのかも」
全ては過去
今更はっきりさせる必要なんて
何処にもないじゃない
だからいいの
自分の気持ちを見定めなくても
「だったのかも」
それで充分でしょう
そうさせて
さようなら
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蔦、お題「好きだったのかも」
初校2008/01/04
2校2008/01/21
本当のことは目に見えないから
目を見開いても見えはしない
本当のことは音がしないから
耳をそばだてても聞こえない
本当のことは匂いがないから
いくら嗅いでもわからない
本当の事は味がしないから
口に入れてもわからない
本当のことは空気に溶けているから
手で触ることもできはしない
それでも本当のことは何処かにあるから
焦らなくてもいつかどこかで出会うのだろう
どんなに上手に隠して
それを忘れてみたとしても
何とも思ってない顔をしていたけれど
零さなかった自信はないから
何でもない振りをしていたけれど
聡いあなたは気付いてたかもしれない
ちょっとからかってみただけでしょう?
それに私がどぎまぎするのが
面白かっただけなのでしょう?
猜疑心でいっぱいになってしまった私
あなたの魅力が眩しすぎて
あなたの本音を見つけられなかった私
私は自らの平穏のために
あなたから去ろうと思います
あなたの本当の姿を知ろうとしないまま
嘘の自分のまま消滅します
だって
本当の私の底なんて
きっとあなたは知りたくないから
そんな葛藤があったなんて
きっとあなたは知りようもないから
本音で向かい合いたかった
その言葉は
一生あなたには届かない
届けない
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今回より新お題。
「伝えたかった想い6」より。
080103作成。