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Web二人誌【蔦-TSUTA-】

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□ 連詩<甘葛(アマヅラ)> □

連詩<甘葛(9)>-里枝

キラキラと
彼の澄んだ目は輝いていた
形容するなら
少年の目としか言いようがない
凡そ 夢 希望 未来 愛 などが
その意思ある瞳から溢れている
明るくて優しい笑顔を
満面に浮かべていた彼は
ちいさくて かわいい
80歳を越えた高名な詩人だった

彼のことはよく知らない
私のような凡才の新人が
おいそれと口を利ける方ではなかった
だが ほんの僅かな時間の
その笑顔を
私は忘れられない

今日の午前に告別式があったという
午後に彼の主催する詩祭があって
行って初めて知った

壇上に上がる人々すら
その急逝に 悲しみまで辿り着けず
ショックと動揺の所に居る
壇上横に飾られた遺影の中の
まだ若い彼は微笑んでいたと思う
悼まれながら力強く詩祭は終わった
皆が 遺志を継ごうとしている

知った誰かを見送る気持ちは
もっと後に知ると思っていた
よくは知らなくとも
何かが内側で欠けた
もうそこは埋まらない
もっと先に知ると思っていた
人の死 というものが
足音を忍ばせながら
私の傍に急速に近寄っている

振り払えない




------------------

【補足】
秋/谷/豊さんが急逝したと
今日の今日に知りました。
午前中が告別式だったそうです。
午後は主催するイベントがあって、
そちらに参加するに当たって知って。
詳しくはこちらで書いてます。
正直・・・言葉がない。

2008/11/22

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Date:2008/11/22
Trackback:0
Comment:0
Thema:詩・想
Janre:小説・文学

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